「イチローはなぜヒットを打ち続けられるのか?」

今日は大学でキャリア形成についての講義をしてきました。
第一回目はキャリアの概念についてです。

ちなみに・・・私のキャリアの定義は
人が生涯を通して行う社会的役割である仕事に関連した活動と、それによってえられる人間的成長や自己実現を目標とした個人の生き方」としています。

そして、今日の講義のなかでタイトルのイチローを例にとって人生と自己成長について考えてもらいました。

たまたま、イチロー選手が通算ヒット数の日本記録を達成したので例として話しました。
もちろんヒットを打つ打撃技術が優れているからヒットを量産できるのですが、それだけでなく高いモチベーションを持ち続けていることが、10何年もヒットを打ち続けていられる理由だと思います。

そして、そのモチベーションの源は何だと思うか問いかけました。
お金がモチベーションの源なら・・・・
何十億も何百億も稼いだ時点でモチベーションは下がるでしょう。不労所得でなく厳しい練習と自己管理して稼ぐのですから、ある程度満ち足りたら、過去の実績と知名度でもっと楽にお金は稼げるし、ハッピーリタイヤしたくなるでしょう。(こういう選手たくさんいますね。)

記録がモチベーションの源なら・・・・
大記録を達成した時点でモチベーションを維持できなくなるはずです。

ERG理論の「人間の成長欲求は生存、関係、成長の3欲求がバランスするが、成長欲求が最上位で、しかも成長欲求だけは満足されても、その強さや重要度は減少せず逆に増加する。」から私はイチローのモチベーションの源は、野球をしヒットを打ち続ける自分の姿を通じて、多くの人に夢や感動を与える人間でありたい、といったものでないかと推測しています。

そして・・・
彼にとって野球とはたくさんヒットを打つ仕事ではなく、多くの人に夢や感動を与える仕事なのでしょう。そしてその欲求はヒットを打てば打つほど、マスコミに活躍が取り上げられ皆が感動すればするほど高まっていくのだろうと思います。

イチローを例にして説明したら学生の興味が高まってきたのを感じました。

さすがイチローです。
事例として登場するだけで学生に感動と講座への興味を与えてくれました。