「今年は暖冬? 寒い師走を感じます」

私は就職支援のため山梨県内の求人誌をチェックしていますが、求人内容からも最近の雇用情勢の悪化を肌で感じています。

山梨県の求人誌業界は市場縮小による過当競争気味で夏にT宣伝が撤退、M社が倒産して5社から3社になりました。ところが12月になってF社も求人誌を2週間休刊しています。求人市場はますます縮小している模様です。

ところで本日、年末の挨拶と来年度の事業計画打合せのため商工会を訪問しました。
商工会や中小企業団体中央会は年末休暇を返上?して、30日まで業務を行うという新聞記事も見ていたので、そのことに話を振ったところ・・・・

年末融資の相談が多くて処理しきれない。つなぎ融資で何とか年は越せるかも知れないが、来年になっても新しい仕事が入る可能性もなく、倒産しそうな会社が多数あると苦い口ぶりでした。30名の社員のうち20名に退職してもらった会社の話も聞きました。

多くの零細製造業は下請け、それも一社下請けですから、親会社からの受注がなくなればとたんに売上げが立たなくなってしまいます。営業体質がないので新規開拓する術もなく、親会社の景気動向に振り回されます。

数年前に製造業がとても活況のときに、親会社の要請で高額なMCマシン等を導入していたものが、今年の夏以降一気に景気が冷え込み新型マシンを動かす仕事が来なくなってしまったのです。

従来日本の製造業界は、仕事の増減の調整弁として下請け企業を使ってきました。その理由は派遣社員を使う理由と同じですから、今回のような大不況がおきると下請け企業はとたんに経営悪化し、そしてその従業員も解雇されることになります。

そういう契約で仕事貰っているのだからしょうがない?
同様に派遣社員が違法解雇だと騒ぐのは甘えである?
世の中にはこういう意見も多いことを知っています。ある意味正しいのでしょうが・・・

それでも私には、何でも個人責任だからで済ませることができません。

企業経営者や派遣契約した当時者だけでなく、その従業員、家族が暗い気持ちで正月を迎える姿が思い浮かびます。大人と違い子供は環境選べません。そんな親を持ったお前が悪い!と子供に言える人はいないはずです。

大企業が中小企業や派遣社員を切り、中小企業が従業員を切って会社存続させる、その従業員は・・・そうやって不況の波を消していくのでしょうか?そのシワ寄せの波が小さくなって子供達にまで届かないように(離婚増加や家庭崩壊ニュースが増えないように)願っています。

最後に・・・
どんなに不況でも求人はあります。職業も選べます。倍率が高いだけで本人の能力、やる気でキャリアアップやキャリアチェンジは可能です。アドラックでは12月になってからでも10名近い人が希望に近い職種や会社に再就職しています。

アドラックが協力、支援できるのは山梨県内の小さな地域限定ですが、それでも再就職支援に万全の体制で臨みたいと思っています。