「仕事の責任について」

責任持って仕事するとはどういうことなのでしょうか?

講演会でいつも気になっていることを事例にして、仕事の責任について考えてみました。

さて、人に情報を伝えようとするときは、写真や資料、事例紹介などを使い、相手のわかりやすい言葉で、少しでも内容を理解していただけるように話するのが礼儀だと思います。

それでも頭に描いている内容を100%そのまま伝えることはできないのです。

ですから同じような内容でも、参加者に合わせた言葉、資料、事例を用意してそのたび原稿を作り直します。キャリアデザインの話でも小学生と大学生相手に同じ資料は使えません。

お金を貰うのだから当たり前ですが、私は話をするための準備に一般に思われるより時間をかけていると思っています。

これは私の力量、実力不足も原因かも知れませんが、講師というのは情報提供するサービス業だと思っているので、少しでも良いサービスを提供しようと、最新情報、適切な事例を用意したいと準備しすぎるぐらいにしたいのです。


ところで・・・・
多くの場合こういう講演会は講演内容や講師名で参加者を募り、そしてスポンサーが伝えたい本題-例えば新しい商品の紹介とか新しい制度の概要紹介-を伝えたいのです。

このスポンサーが本題を伝えるとき、説明者が20分も30分も時間をかけて、ただパンフレットや資料に書かれていることを読み上げるだけの姿を見ると、私は参加者が理解しにくくていらいらしているのではないか?配布された資料をただ棒読みされるだけの単調な時間で、顧客満足度が著しく下がっているのではないか? と心配でしょうがなくなります。

参加者の時間を使って説明させていただくのだから、参加者が理解しやすいように、参加者に合わせた資料、事例、見本などを用意して、自分の言葉で説明することが壇上で話す人の礼儀だと思っているからです。

参加者に内容を正しく理解して貰いたいという気概もなく、紙に書いてあることをただ読むのが仕事・・・では、仕事の責任を果たしたとは言えません。

説明するのが仕事ではなく、理解してもらうのが仕事なのだと思います。

学生への講義でも、責任は取るものじゃない果たすものだ!と伝えています。