「降格人事は解雇よりまし?」
昨日は解雇せずにとりあえず配置転換した場合の問題を述べました。
今日は、配置転換でなく降格人事した場合です。
降格人事、これはもっとも人を傷つける処遇といえます。
「辞めてもらって結構!」であり、辞めるまでの処遇であると伝えるわけですから・・・
この降格人事によるトラブルも知っています。
その会社では、いきなり降格人事したのでなく、「もっと頑張れ!」というメッセージを伝えようと、仕事にミスが多くこのままでは降格人事もありえると匂わせた結果・・・・
降格されるかも・・・という強い不安からすっかりやる気をなくしてしまった彼は、評価を取り戻すために気を引き締めて仕事に取組もうという気持ちになれるはずもなく、会社を辞めて再就職に臨もうという前向きに転職機会を求める気持ちにもなれませんでした。
そして逆に会社を恨んで対決してやる、とか仕返しをしてやるといった負のエネルギーで満たされてしまいました。
その社員は次の日から出社せず、会社を不法解雇で起訴すると弁護士を立ててきたのです。
降格人事は、発動しなくても匂わすだけで、そのひとに怒り、恥、恐怖を与え、制御不能な感情を生み出させてしまうのです。
モチベーションの下がる処遇を行なう際には、転籍や転職も含めて本人の納得できる処遇を一緒に検討するのが一番良いと思います。解雇という言葉は残酷に聞こえますが、飼い殺しとか窓際族などという言葉で表現される社内リストラのほうが、キャリアを抹殺してしまうという意味では罪深いと思ってます。
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- DATE:10:41