本音とエゴと建前と

昨日は知り合いの結婚披露宴がありました。
新郎は47歳、新婦は28歳という19歳の年の差カップルですが、新郎はとても若々しい人なので、そんな年の差は感じられません。
以前、再就職のお手伝いした58歳の女性のときにも感じたことですが、重要なのは「若さ」より「若々しさ」なのだと再認識しました。

本題です。親しい人とのコミュニケーションについてです。

結婚する二人に「夫婦の関係は、親兄弟と同じく一番親しい関係なのだから言いたいことを言い合えるようになって本当の夫婦といえる。」と諭す人がいます。
友人関係、職場の関係でも、何でも言いたいことが言える関係とか、思ったことを隠さずに言える関係が良い、と思っている人が多いようです。

これは、本音の付き合い、建前と本音は違う、などという「本音」のことを言っているのだと思いますが、きちんと「本音」の意味を伝えないと、本音とエゴイズムを混同して人間関係を複雑にしてしまうので注意が必要です。夫婦関係でも、親しいのだからと本音(本人は)のつもりで、エゴ(他者には)を押し付けてしまったら愛情などすぐに冷めてしまいそうです。(^^;

逆に、本音とエゴを混同して本音を出すことが悪いことだと思ってしまい、人間関係でストレスを感じてしまう人も多いです。(今日は傷つける側の人の話です。傷つけられる側の人と違い本人に問題意識がないのでキャリアカウンセリングに来る人も少ないです。)

ウィキペディア(Wikipedia)によると・・・
本音 - 真実の感情・欲求を指す。これらは社会・立場から期待・要求されることと違う場合があり、しばしば正直に表現されない。

建前 - 公に表す行動・意見を指す。これらは社会・立場から期待・要求されることで、本音と一致しない場合がある。

エゴイズム-利己主義(りこしゅぎ) とは、自己の利益を重視し、他者の利益を軽視、無視する考え方。英語の "ego-ism" は " 己-主義 " ということであり、日本語よりもさらに広い範囲を指す。

大事なことは、本音とは社会や立場の規制を受け、期待、要求されていない場合には表現できない(してはいけない)ものであることを理解することです。
言いたいことをいって気持ちがすっきりするのはエゴイズムです。それを受け止める相手は、それを望んで居ないのですから。

こんな人は居ませんか?
職場の人間関係はビジネスの関係ですから、建前だけで付き合い本音を出せないでストレスを貯めこみ、夫婦は近しい関係だからと本音のつもりでエゴを出して、、職場のストレスを家庭で妻や子供にぶつけてしまう。
自分が言いたいことを言い放って大事な家族を傷つけているのですが、本人はそれが本音で正しい人間関係だと思っているので、過ちに気づかず孤立していきます。

夫婦は一番近い関係だからこそ、一番気遣いあう関係である必要があると思います。
相手を理解し、そして自分を理解してもらうコミュニケーションの努力が必要です。

昨日ご結婚されたお二人には「言いたいことを言い合うのでなく、相手が言って欲しいことを感じて伝えてあげて下さい。」とお願いしました。(大事なのは「伝えること」、話す、言うことだけがコミュニケーションの手段ではありません。)

実はこれは私がキャリアコンサルタントの先生として慕っているM先生(東北で年間1000人以上の方の再就職支援を為されています。)とその奥様から学んだことです。先生は言葉でなく、お互いの夫婦コミュニケーション(本音の夫婦関係)を通して私にそれを学ばせてくださいました。

本題に戻ります。

職場の人間関係(コミュニケーション)で悩む人、改善したい人には、夫婦や親子関係、親しい友人関係を振り返り、その関係をより良いものにする努力をしてみることをコンサルティングすることがあります。
(注)夫婦関係のカウンセリングはしていません。職場の人間関係問題の解決手段です。

家庭と職場のコミュニケーションスタイルが、まったく同じ人(エゴ・エゴ)も、逆転する人(エゴ・建前)もいますが、どちらかだけ上手くいくことはないです。どちらも本音を出せずエゴと建前だけですから、上手く行っていると思っているほうで他者にエゴを押し付けているはずです。

最後に私の本音と建前の訓練をご紹介します。
私の妻の誕生日が今月あります。(キャリアカウンセラーのスキルを磨くため、人間関係構築訓練だと自分に言い聞かせて)この日に妻に感謝の気持ちを伝えるつもりです。

M先生と違い私は未熟者なので、もちろん言葉では言えません(言い表せません)から・・・
電子ツールを活用しています。こういうときに、メールは本当に便利なツールだと思います。

もちろん、妻へ伝える気持ちは建前ではありません、本音・・・のはずです。(^^;