就活の現場から2_ジャンク情報に振り回される学生達
12月に入っていよいよ各地で就活イベントが目白押しです。今年は就職状況が良いので就職氷河期の学生のように焦らなくてよいと思うのですが、現実はそうでもないようです。
先週のビジネスコミュニケーション研修に参加した学生も、山梨から都内や立川の合同説明会に何度も行っていると言っていました。
なぜ、合同説明会に何回も参加するのですか?と質問したところ、理由は就職対策セミナーで以下のようにいわれたことでした。
ジャンク情報っていうのはこういうものです。
「会社の採用面接で成功するためには、会社の情報をたくさんもっていることが重要です。ホームページ内の情報をすべてチェックしておくことは当たりまえで、それ以上の情報を入手するためには合同説明会の企業紹介セミナーで社風や求められる人材像を明確にしておくことが重要です。そして面接で自分がそういう人材であるとPRするのです。」
合同説明会に学生をたくさん集めるために学生の不安を煽るジャンク情報だと思います。
合同説明会は企業がエントリー学生を集める重要な営業機会という位置づけです。(私はこれにも否定的です)参加企業の顧客満足(CS)を高めるためには学生の「集客」が欠かせませんから、いたずらに学生を不安にさせて合同説明会や企業紹介セミナーのハシゴをさせようとしているのです。
これ以外にも学生達を利用、扇動するための不正な情報や不安にさせ惑わす流言飛語が特にネット上には氾濫しています。
一方で、今年は学生の送迎バスも流行りのようです。帰りのバスの時間(イベント終了時間)まで山梨県の学生を一日拘束することで、企業セミナーへの参加者数も稼げますから費用対効果は大きいのでしょう。
「あなたたちは企業の望む人材を面接で演じるために情報収集するのですか?」と考えてもらい、ネット就活時代は情報が氾濫している時代だから、多くの情報を集めることが重要なのでなく、貴重な情報とジャンク情報を見極めて分析することのほうが重要であることをお伝えしました。
企業研修とくに新入社員研修でも、ネット時代は情報収集力より分析力が必要な時代になってきたことをお話することがあります。
本当に貴重な情報はネットでなく身の回りにあることにも気づいて欲しいです。それによってコミュニケーションスキルの必要性を感じてくれるから(そして新人研修に身が入るから)です。(^^;
- EntryName:usami
- DATE:11:54